|→ 便秘の弊害
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「健胃整腸」は、読んで字のごとく「胃を丈夫にして、腸の調子を整 える」の意味ですが、胃の働きは「強く丈夫で」、腸の働きは「順調 で穏やか」が望ましいと教えている語句です。 語句が有る位ですので、実は、胃や腸を「健胃整腸」状態に常に保つと言うのは 意外に難しいとも解釈できます。 特に腸は、私達の身体を動かすエネルギーや生体を維持するのに必要な栄養素 を消化吸収するとともに、食物の残りかすを「便」として排出する働きを担っていますから、 下痢や便秘になれば様々な障害が生じてきます。 「腸の不調は万病のもと=不腸は万病のもと」などと言われるのもそうした事情からなのですが、 実は、最近、その腸の不調、特に便秘に悩まされる人がどんどん増えているのです。 便秘の悩みを解決するにあたっては、先ず「腸とはそもそもどういう 器官であるか」をもう一度おさらいしておく必要は有るでしょう。 |
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小腸は胃から接続する長さ約7mの消化器官で、上から順に十二 指腸、空腸、回腸の3つの部分に分けられます。 糖質は主として十二指腸下部で吸収されます。 ビタミンは空腸上部で吸収され、蛋白質と脂肪は空腸で、ビタミン12や胆汁酸は 空腸下部から回腸で吸収されます。 小腸の運動には、局所収縮と伝播収縮(=善動)の2つがあり、 この2つの運動によって、小腸内の内容物はさらに細かく分解されたり 消化液と混ぜ合わせられながら大腸側へと移動します。 この時、消化酵素や分解酵素の作用によって、糖質はブドウ糖・ガラクトース・果糖に 分解され、蛋白質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸とグリセリンの分解され、 先ほどの部位で吸収されます。 食物に含まれる栄養素のほとんどが小腸で吸収されます。 |
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大腸は小腸から接続する消化管で150〜160cmの長さがあり、
盲腸・結腸・直腸の3つの部分から出来ています。 盲腸は長さ5〜6cm、回腸と大腸が接続する部分で、盲腸と回腸が 繋がる部分には回盲弁があって大腸の内容物が小腸へ逆流するのを防いでいます。 結腸は上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸という4つの部分に分けられます。 最後の直腸は大腸の末端の器官で肛門に接続します。 大腸には内容物が約30秒毎に回腸から送られますが、口から入った食物が 大腸に到達するのは4〜15時間程度とされています。 大腸では酵素による消化作用は行われません。但し、大腸内には大腸菌や変形菌 など100種類以上の腸内細菌が棲んでおり、 繊維の分解や発酵作用などが行われています。 この細菌の数は糞便1g当たり数千億個といわれ、排便の1/3が腸内細菌で占められている ことになります。 |
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今までのおさらいで見たとおり、胃から直腸までの機能で、私達は口から摂取した
食物を分解吸収して、活動のエネルギーや生体を維持する為の栄養素を
得ている訳です。 また、栄養素を分解吸収した残りカスや、腸内細菌によって分解されたり 発酵されたりしたカスは糞便として体外に排出しています。 従って、このいずれか1つでも不調があると、エネルギー不足が起こったり、生体を維持できなかったり、 腸内細菌によって出来た発酵毒素によって身体に不調をきたす事態を招く事になってしまいます。 「便秘は万病のもと」とはこのことを指している訳です。 便秘解消してスッキリ健康な生活を送りたいですね。 |
便秘がもたらす弊害を解説します。便秘を解消して健康を保つことは昔から意外と難しかった様です。
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